お子様がいる方
フランクフルト日本人国際学校について
ご家族で日本からフランクフルトに移住することが決まった際、お子様がいらっしゃる方にとっては、フランクフルトの学校がどのようなものなのか、お子様がうまく学校に馴染めるのだろうかという点を心配される方が多くいらっしゃいます。
もし移住にあたってそのようなご心配があるならば、フランクフルト日本人国際学校に通われることをおすすめします。
フランクフルト日本人国際学校は、フランクフルトに居住する日本の子供たちが日本語による授業を受けることができる学校です。学校の手続きも日本語でおこなわれるため、ドイツ語に不慣れな保護者の方でも安心してお手続きをおこなうことができるのもメリットの一つです。
日本人国際学校には、3歳児から就学前までの日本人の子供が通う、フランクフルト日本人国際学校幼稚部、小学1年生から中学卒業までの年齢の子供たちが通うフランクフルト日本人国際学校、フランクフルト居住の子供たちが日本に帰国した際に日本の学校についていけるようにするための授業をおこなうフランクフルト補習授業校の3種類があります。
フランクフルト日本人国際学校は、日本語による初等および中等教育をおこなっています。
学年についても日本の小中学校と同じで、小学校は1年生から6年生まで、中学校は1年生から3年生まで設定されています。
学校行事も日本の小中学校と同じように、一年生を迎える会、六年生を送る会、もちつき大会、修学旅行、社会科見学などがある一方、週2~3回のドイツ語授業をおこなうなど、ドイツで暮らす日本人としての立場も意識したカリキュラムとなっています。
フランクフルト日本人幼稚部においても同様で、日本の幼稚園と同じような生活、行事をおこないながらも、現地幼稚園との交流をおこなったり、ドイツ語のカリキュラムがあるなど、ドイツでの暮らしも問題なく送れるような配慮が見られます。
フランクフルト日本人国際学校で幼稚部、小学部および中学部に共通してメリットと言えることは、やはり、日本の学校と同様の学校生活を送れることです。
親が海外の駐在員として赴任している場合、いずれは日本に帰国することが想定されるので、日本人国際学校に通っていれば一番ギャップが少なく日本の学校生活に戻ることができるでしょう。
フランクフルト補習授業校では、フランクフルトに在住する日本人の子供たちが日本に帰国した際に学校に適用できるよう、補習授業をおこなう教育施設のことです。
毎週土曜日に、幼稚部は13:00~16:30まで、小学部・国語専科はHRに加え、4時限授業(1時限は45分)、中学部はHRに加え、6時限授業(小学部と同じく1時限45分)をおこないます。
普段の学校生活ではカバーしきれない国語や算数、数学を中心とした補習授業をおこなっており、普段はフランクフルトの現地校やインターナショナルスクールに通っている子供たちなどが多く通っています。
補習校は日本人の子供たちが多く通う中で日本語によって授業が行われるため、普段は日本の学校生活と全く違う学校生活を送っている子供たちにとっては貴重な機会となります。また、日本人だけでなく、外国籍を持つ児童生徒の受け入れもおこなっています。
授業は週1日ですが、1日で通常一週間分の授業量をこなすため、日本語がしっかりしていることが入学条件になります。
フランクフルト日本人国際学校(幼稚部含む)・フランクフルト補習校への通い方・手続き
フランクフルト日本人国際学校(幼稚部も含む)は、保護者が共益法人フランクフルト日本人国際学校の企業会員または自然会員であることが入学の絶対条件です。
現在入会していない場合は、事務局にお問い合わせし、入会方法をご確認ください。
それに加え、幼稚部の場合は入園面談を親子で受けること、小・中学部は校長と面談し入学許可をもらうことが入学条件となっています。
校納金について
フランクフルト日本人国際学校の幼稚部では、入園時に460ユーロ、保育料は月額520ユーロ、施設料が年額300ユーロかかります。
小学部および中学部は、入学時に350ユーロ、授業料が小学部は月額370ユーロ、中学部は月額380ユーロかかります。
日本円に換算すると1ユーロおよそ125円なので、授業料だけでも万単位となりかなり高額な学費がかかってしまいますが、お勤め先の企業が国際学校の会員の場合は授業料を全額負担してくれる会社もありますので、赴任される際に企業に確認することをおすすめいたします。
入学・編入手続きについて
フランクフルト日本人国際学校(幼稚部)
入園希望の方はできるだけ入園説明会に参加することが望ましいです。
入園説明会に参加できない場合はHPから入園申込書をダウンロードしてFAXにてお申込み下さい。
フランクフルト日本人国際学校
- 1.入学申請書に必要事項を記入後、メールもしくは郵送、FAXにて学校に送付します。
- 2.入学申請書を学校側が受領後、入学に関しての面接日がメールにて学校から送られてきますので、その日程で校長と保護者、お子様で面接をおこないます(15分~30分程度)。
- 3.新入学の場合は面接日に入学必要書類を学校より渡されますので、投稿初日に事務室にご持参ください。編入学の場合は現在在籍している学校より転出に関する書類「在学証明書」「指導要録の写し」「健康診断表」をお受け取りになり、面接日に事務室に提出してください。
フランクフルト補習校
入学のお問い合わせはjif_info@frankfurt-hoshuko.deから受け付けています。その後は担当者からの返信に従ってお手続きを進めてください。
国際学校に通う際の服装
どちらの学校も制服は特に設けられていないため、私服登園・登校となります。
体育の授業の際も特に指定の体育着はないので、体育用に動きやすい恰好を用意しましょう。
フランクフルトの教育環境(国際学校以外の選択肢)
フランクフルトで教育を受ける方法は、フランクフルト日本人国際学校だけではありません。
選択肢として、インターナショナルスクールや、フランクフルトの現地校に通うという方法もございます。